SKYLIGHT CONSULTING

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未知を既知化すること/既知を未知化すること

コンサルティング会社のラウンジワークスペースのためのライブラリーディレクション。

多様な会社に向けたコンサルティング事業を行っている中で、現状すでに目の前にある課題や問題に取り組むだけでなく、それぞれがまだ見ぬ可能性に対して気づきを獲得するためにはどうしたらよいか。多様なクライアント同様、社内の人材も多様であり、ひとりひとり出向先が異なれば顔を合わせる機会も少ない。それぞれが出向先から持ち帰ってきた知識や情報、話題、会話の共有の場としてもライブラリーのある場が機能すべきと考えた。

ライブラリーは、答えを見つける場ではなく、問いをたて考察するための場である。気づきの量と質を変え、モノゴトを見る/理解する解像度を上げること。そして、考えるということの枠組みを更新するべく、未知を既知化すること/既知を未知化することができるような場と選書を目指した。言葉によってプレゼンテーションする仕事であることはもちろん、代表が翻訳家として仕事をしており、英治出版の経営にも関わっていることから、言葉についてのセグメントも大事にした。

以下は、すべてのセグメントではないが、こうした考え方でセグメントを設け、選書を行った。

【翻訳について】【読む辞書】では、異なる背景や文化、文脈を持つ言葉を伝わる言葉に置き換えることについて
【おいしいを言い換える】では、おいしいという感覚を言葉にし、実感を強めることや他者に伝えることについて
【編集という方法】や【あの人の本の読み方】と【知ればもっと楽しくなる】では、モノゴトを見る視点を自分の外側に置いてみることについて
【見たことのないものを見る】では、未知のものを目の前にした時の自分の感覚について、
【進化について】【未来はどこに】【多様性の見方】では、プレゼンで頻繁に使われる言葉と意味をアップデートしていくことについて
【ルールメイキング】【何もないところから始める】【ネガティブの効用】では、現状のマイナスや不満に対してどんな思考、アクションが未来を変えていくのかについて

Information

Year

2020-

Book Direction

山口博之(good and son)

Client

SKYLIGHT CONSULTING